鉄鋼部の事業内容


鋼管製配管の製作



鉄鋼部では鋼管パイプを加工、溶接して鋼管製配管を製作しています。
インフラや建築物の配管は上下左右に分岐しながら隅々まで広がっていきます。こうした配管は建物ごとに設計されたオーダーメイドの配管です。私たちはこのような様々な形状、サイズの配管を製作しています。


作業内容
切断・加工・仮付け・溶接・仕上げ・検査
材料の切断・加工
配管の製作はパイプの切断から始まります。加工後や溶接後に適切な長さになるようにパイプを切断します。
そして、良質な溶接をするためには下処理で金属の下地が表れるまで磨かなければなりません。具体的にはパイプに塗布されている防錆材のニスやメッキ等を剝がさないと不純物が入り込み不良品になる可能性が高まります。
切断を終えた後は管端の仕様に合わせてそれぞれ加工をし、次の工程に進みます。


パーツの仮付け・溶接
パイプを継ぐためには仮付けがとても重要です。溶接は目違いや隙間の空き具合で感覚が変わってきます。いかに安定した溶接条件を出しつつ製品を公差内に入れるかが仮付けには問われます。
仮付けが終わった箇所は本溶接に入ります。本溶接でパイプから製品に代わります。この出来次第で品質と仕上げの負担も変わってくるためとても重要です。
製品の仕上げ・検査
製品の溶接が全て完了したら溶接部の仕上げを行います。仕様によってパイプの目違いや溶接による段差が内面のコーティングに影響を与えるため内面も平らに削ります。溶接部の仕上げが終わった後は内面と外面をワイヤーブラシ等で磨きます。その後規格によって漏れの検査を行います。仕上げと検査が終わったら製品を出荷します。

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鉄鋼部の特色
豊富な実戦経験が技量を磨く
私たちの強みは製作に対する対応力です。現在鉄鋼部では年間60,000本以上のオーダーメイド配管を製作しています。多様な形状と高速な生産体制を両立できる理由は「人の手」で製作しているからです。機械に頼り切るのではなく、機械を道具として使いこなす事で素早い対応力を実現し、日本溶接協会の資格を有した溶接者達が安定した品質を実現しています。年間でトン単位のワイヤーや溶接棒を消費する環境は実戦経験が豊富で溶接者の技量の向上に大きく役立っています。
このように優れた職人達による技量があってこそ実現できる生産体制です。
